環境王国 長野県木島平村(きじまだいらむら)

「農村文明の創生」を目指す、
豊かな自然と美しい田園の村

木島平村は長野県の北部に位置する小さな農村で、村の北東には上信越国立公園内カヤの平高原のブナの原生林が広がっています。奥山から流れ出た豊富な雪解け水が樽川・馬曲川となり、この2本の川に沿ったなだらかな扇状地に田畑風景が広がっています。農業施策として全国に先駆けて取り組んだ「有機の里・木島平」は、平成16年に農林水産大臣賞を受賞しました。小規模な自治体だからこそできる、きめ細やかな環境保全型農業が評価されたものです。

平成21年、「農村文明」という言葉が木島平村から全国に向けて発信されました。農山村が持つ機能と価値を改めて見つめなおし、都市住民と共にその多面的な機能と価値を今の時代に即した質の高いものにしていくための取り組みを進めようというものです。豊かな自然環境と美しい田園風景に恵まれた木島平村は、その価値をしっかりと認識し「農村文明の創生」に向けた取り組みを進めます。

長野県木島平村 村長 日䑓正博

長野県木島平村 村長

日䑓正博

環境王国としての
取り組み

資源循環型農業の取組み:平成13年に、村内農家から排出されるきのこ廃培地と牛ふんを活用した堆肥製造施設「木島平村有機センター」が完成し、堆肥の生産と農家への供給を開始しました。

資源循環型農業の取組み:「有機の里・木島平」として、全国に先駆けて有機栽培や特別栽培に取組み、「安全・安心」な農産物づくりを推進しています。平成16年には、第9回環境保全型農業推進コンクールにおいて、農林水産大臣賞を受賞しました。このような取組みから、平成21年3月には佐渡島から飛来したトキが、木島平村の水田に1週間滞在し、ドジョウを啄むなど羽根を休めていました。

遊休荒廃地の解消:山間部を中心に遊休荒廃地が問題になっていますが、これに歯止めをかけると同時に、不足している村内産そば粉を確保するため、遊休荒廃地におけるそばの作付面積拡大に取り組んでいます。

木島平村の
特産・名産品など

長野県木島平村へのアクセス

電車(JR)の場合
JR飯山線「飯山駅」下車
(東京から約2時間、名古屋から約4時間)

車の場合
上信越自動車道・豊田飯山I.C.
(東京から約3時間、名古屋から約3時間半)

木島平村